「夢の公衆浴場 五色」の唯一の難点を挙げるとすれば、その人気ゆえの混雑だろう。特に金曜や土曜の20時から22時にかけては、ドライサウナもスチームサウナも満席に近い状態が続く。しかし、長年通い詰める常連たちには共通の「混雑回避ルート」が存在する。
狙い目は平日の午後14時から16時、もしくは日付が変わった深夜24時以降のディープな時間帯だ。深夜帯になると浴室内の照明と湯気が織りなす幻想的な陰影が深まり、外気浴スペースでの静寂も格段に増す。まずはジェット風呂で筋緊張をほぐし、高温サウナで10分、地下水風呂で1分半、そして露天エリアのベンチで夜空を見上げながら深呼吸。このサイクルを人がまばらな時間帯に繰り返すことこそ、極上のととのいを手に入れる最短距離である。