敬語の使い方に迷った際、大きな基準となるのが文化庁が公表している「敬語の指針」だ。言葉の分類や立ち位置に関するガイドラインでは、相手を高める尊敬語、自らを低くする謙譲語、そして丁寧語の役割が整理されている。
「お察しします」は「察する」に接頭辞「お」と丁寧語「します」を付けた形だが、謙譲語の要素が薄く、目上に対する絶対的な敬意としては不足しやすい。取引先や上司の不幸・トラブルに際しては、「お痛心拝察申し上げます」や「ご心痛のほど、深くお察し申し上げます」といったように、謙譲のニュアンスを持つ表現へと切り替えることが、文化庁の示す敬語体系の観点からも推奨される。