北朝鮮が連日のように弾道ミサイルや極超音速兵器の発射実験を繰り返す主な理由は、米国に対する確実な核抑止力の確保と体制の永久維持にあります。韓国全土を射程に収める短距離弾道ミサイルから、米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)まで多角的に開発を進め、自国を「不可逆的な核保有国」として国際社会に認めさせることが究極の戦略目標です。
これに対し、韓国国防部が発行する『国防白書』では「北朝鮮政権と北朝鮮軍は我々の敵」と明記され、軍事的警戒水準を最大限に引き上げています。さらにウクライナ戦争を契機とした北朝鮮とロシアの包括的戦略軍事同盟により、北朝鮮がロシアから高度なミサイル・軍事偵察衛星技術の供与を受けている懸念が高まっており、東アジアの安全保障バランスは重大な局面を迎えています。