野手の記録が華々しく語られる一方で、投手たちの刻んだ数字もまた異次元だ。金田正一が打ち立てた通算400勝、そして365完投という偉業は、投手分業制が確立された現代野球では絶対に見ることのできない「不滅の金字塔」と言える。
現代のプロ野球では、先発投手の登板間隔や球数制限、中継ぎ・抑えの役割分担が厳密に管理されている。登板過多を防ぎ選手の寿命を延ばすアプローチが進んだ結果、勝ち星の数字は分散するようになった。だからこそ、昭和の鉄腕たちが投げ抜いたイニング数や勝ち星の価値は、時を経るごとにその重みを増している。