盛岡は「麺の街」として知られる。わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺。三大麺文化が観光の柱だ。しかし近年、イタリアンやフレンチなど西洋料理の分野でも注目される店が増えている。
ドゥエマーニはその先駆けの一つだ。東京や大阪のような大都市圏ではなく、地方都市で本格イタリアンを提供する意義は大きい。地元客に「わざわざ都会に行かなくても、質の高い料理が食べられる」という選択肢を与えた。
地方レストランの課題と挑戦
人口減少と高齢化は地方飲食店の共通課題だ。盛岡市も例外ではない。それでもドゥエマーニが持続できているのは、「質で勝負する」戦略が機能しているからだ。
大量生産・低価格路線ではなく、少量生産・高付加価値路線。観光客よりも地元リピーターを重視する。この明確な差別化が、経営の安定性を支えている。