イル・ボッカローネのテーブルを訪れる多くの客が必ず注文するのが、二大看板メニューである「パルミジャーノ・レッジャーノのリゾット」と「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」です。
元祖の風格:目の前で削り絡める巨大チーズリゾット
詳細を見る今や全国のイタリアンで見かけるようになった「巨大なホールチーズの中で仕上げるリゾット」。その演出を日本で最初に定着させたのが、まさにこのイル・ボッカローネです。
運ばれてくるのは、直径数十センチにおよぶ丸ごとのパルミジャーノ・レッジャーノ。くり抜かれたチーズの窪みに炊きたて熱々のお米を投入し、客の目の前で手際よくチーズの壁面を削りながら絡め合わせていきます。立ち上る濃厚な乳脂肪の香りとアルデンテの米粒、シンプルながら奥深い塩気とコクが一口ごとに広がり、多くのリピーターが「他店のリゾットとはチーズの純度と熱の入り方がまるで違う」と口を揃えます。
トスカーナの魂:炭火焼きTボーンステーキ「ビステッカ」
リゾットと並ぶ主役が、豪快な骨付き牛肉を炭火で焼き上げるフィレンツェ風ステーキです。外側は炭火特有の香ばしい焼き目がしっかりとつき、中心部は艶やかなロゼ色のレアに仕立てられます。肉本来の力強い旨味と赤身のジューシーさがあり、上質なオリーブオイルと粗塩、レモンのみで食すスタイルはトスカーナ料理の伝統そのものです。
合わせるワインは、キャンティ・クラシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノといったトスカーナ産の重厚な赤ワインが最適解。ソムリエやスタッフにおすすめのボトルを相談すると、肉の脂の乗り具合や好みに応じた的確な銘柄を提案してくれます。