二人の絆を物語るうえで、今も語り継がれる衝撃的な事件がある。1966年、浜田光夫が事故により右目を大ケガし、失明の危機に瀕した際のエピソードだ。俳優生命どころか日常生活さえ危ぶまれる絶望的な状況のなか、真っ先に駆けつけ、励まし続けたのが吉永小百合だった。
彼女は多忙を極めるスケジュールの合間を縫って病院へ通い、彼が再び銀幕へ戻ってこられるよう祈り、支え続けた。過酷な撮影現場で培われた二人の揺るぎない信頼関係と絆は、演技を超えた人間同士の深い結びつきとして、今なお多くの映画ファンの心を打ち続けている。