ソーシャルメディア上で急速に検索数を伸ばしている「gay future boy」というフレーズ。直訳すれば「ゲイの未来少年」とも取れるこの言葉ですが、ネットカルチャーにおける「gay future boy」の意味は単なる属性の提示にとどまりません。近未来的なサイバーパンク要素やY2Kカルチャー、クィアなアヴァンギャルド表現が混ざり合った、一種の美学(エステティック)や概念的キャラクター像として扱われています。
ことの発端となった経緯と背景を辿ると、海外の画像投稿掲示板や短尺動画プラットフォームにおいて、レトロフューチャーなビジュアルにシンセポップやハイパーポップのBGMを合わせたクリエイティブ群が発端でした。これらが独自のハッシュタグとともに投稿される中で、どこか退廃的で無機質、かつエモーショナルなスタイルを指す象徴として定着していった経緯があります。