二人の出会いは、王氏が福岡ダイエーホークス(当時)の監督を務めていた時代にさかのぼる。福岡の歓楽街・中洲にある有名な料亭で、彼女は長年スタッフとして働いていた。地元政財界やプロ野球関係者が頻繁に利用するその店で、彼女の細やかな気配りと上品な立ち振る舞いは、多くの顧客から高く評価されていたという。
王氏もまた、その店を訪れる常連客の一人だった。派手な夜の街にあって、凛とした佇まいで客をもてなす彼女の姿に、王氏は次第に惹かれていったとされる。単なる客と店のスタッフという関係から、少しずつ信頼を積み重ね、プライベートな悩みを打ち明け合える関係へと発展していくのに、そう長い時間はかからなかった。