事態を重く見た赤穂市民病院が設置した外部医師らによる医療事故調査委員会は、一連の手術に関する詳細な検証報告書を取りまとめました。報告書は、一般的な医療事故の範疇を大きく超えた凄惨な手技の実態を浮き彫りにしています。
具体例として挙げられた代表的な事故内容は以下の通りです:
・腰椎変形性すべり症手術(70代女性):神経を保護する処置を怠り、骨を削る医療用ドリルで神経根を巻き込んで完全切断。患者は術後に両脚の麻痺や排泄機能の全廃という重度後遺障害を負った。
・頸動脈ステント留置術・血栓回収術:手技の不手際により血管壁を損傷させ、術中や術後に激しい脳梗塞やクモ膜下出血を併発。
・シャント手術・穿頭血腫洗浄術:基本的なドレナージ留置でも出血や感染を繰り返し、再手術を余儀なくされた。
報告書では複数の事例において「標準的な技術水準に達していない」「明らかな過失」と厳しく断定されました。加えて、現場で指導的立場にあった上司医師(漫画内の古坂医師に相当)の監督責任や、異変を認識しながら組織的介入を遅らせた病院経営陣の不作為も厳しく指弾されています。