下北沢「Ririmarket」の衝動:シュール可愛いアジア雑貨とサブカルチャーの真相

下北沢「Ririmarket」の衝動:シュール可愛いアジア雑貨とサブカルチャーの真相

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ririmarketの最大の強みは、その卓越した仕入れ(バイイング)の眼力にある。店頭に並ぶアイテムの多くは、タイや中国を中心としたアジア各国から直接買い付けられたものだ。

西洋化されたアジアンレトロとは一線を画す視点

通常、輸入雑貨というと洗練された北欧デザインや、クラシックなヨーロッパアンティークが想像されがちだ。しかし、ririmarketが焦点を当てるのは、アジアのリアルな街角で蠢く「生のエネルギー」である。バンコクのローカル市場や中国の製造拠点の片隅に眠る、エッジの効いたキッチュなプロダクト。それらがRIRI氏のキュレーションによって選ばれ、下北沢へと運ばれる。

大量生産品にはない「歪み」の価値

  • ビビッドな配色: 日本の日常ではあまり見かけない、原色同士の果敢な組み合わせ。
  • 意図せぬシュールさ: 翻訳アプリを通したような不思議な日本語や、独特なキャラクターデザイン。
  • 質感の冒険: ホログラム、キッチュなプラスチック、極厚のラメシートなど、触覚を刺激する素材感。

完璧に整えられた工業製品ではなく、どこか大雑把で、だからこそ人間味を感じさせる造形。ストリートカルチャーを愛する若者たちが、ここに強烈なリアリティを感じ取っている。

橋本 菜々子
Author

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。