親切心から出た行動が、いつの間にか相手の負担に変わる。この現象は、私たちの日常にありふれている。ポイントは「見返り」を期待しているかどうかだ。純粋な善意は、相手が喜ぶだけで完結する。しかし、そこに「自分の有能さを示したい」「感謝されたい」という下心が混ざった瞬間、それは途端に押し付けがましいものへと変貌する。
ある調査によると、職場で「ありがた迷惑」を感じたことがあると答えた人は8割を超える。良かれと思ってやったことが、実は相手の自立性を奪い、コントロールしようとする支配欲の表れであることも少なくない。