SNSや美容掲示板、Q&Aコミュニティを調査すると、「サロンで施術を受けたのに翌日には元に戻った」「ビューラーを使うたびにまつ毛が抜ける」といった切実な声が散見されます。こうしたトラブルの裏には、施術側と利用者側の双方における認識のギャップが存在しています。
特に問い合わせが多いまつ毛パーマが上がらない原因をプロの現場に取材したところ、以下の技術的・生理的要因が浮き彫りになりました。
「施術直後に上がらない最大の理由は、毛髪内部のシスチン結合を切断・再結合させる還元剤の選定ミスや放置時間の不足です。特に近年はまつ毛美容液とハリコシ改善に取り組む方が増えており、キューティクルが引き締まった健康な剛毛ほど薬剤が浸透しにくい傾向にあります。また、まぶたの厚みに対してロッドのサイズが合っていない場合、押し出された皮膚に押されて毛先が下を向いてしまいます。」(都内アイラッシュサロン統括マネージャーの証言)
一方、セルフメイクにおけるビューラーの使い方とNG習慣として最も危険視されているのが「テコの原理を利用して力を込めすぎる行為」です。強い力で引っ張りながらカールを作ろうとすると、毛周期における成長期の毛まで無理に引き抜かれ、毛根の変形や永久的な薄毛を招く恐れがあります。また、マスカラが完全に乾いた後に手動ビューラーで再度強く挟む行為は、固まった皮膜ごと自まつ毛を折る主原因となります。