メガシンカという要素の原点を振り返る上で、2013年に発売された『ポケットモンスター X・Y』の功績を忘れてはならない。当時、シリーズのプロデューサーを務めた増田順一氏らが導入したこの革新的システムは、既存ポケモンの限界を超えた姿と圧倒的な戦闘力を提示し、ゲーム業界全体に強烈なインパクトを与えた。
絆の力によって一時的に潜在能力を極限まで引き出すというコンセプトは、アニメやカードゲームなどのメディアミックス展開でも絶大な支持を得た。しかし、その後の作品ではZワザやダイマックスといった別のバトルギミックに主役の座を譲る形となり、メガシンカの復活を求める声は年々高まり続けていた。今回、カロス地方への帰還とともにメガシンカが再定義される背景には、長年育まれてきたブランドの歴史とファンの熱い要望が結びついた結果と言えるだろう。