松村北斗のメガネは、単なる私服のアクセサリーにとどまらず、俳優としての表現力を拡張する強力な武器となっています。
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で演じた雉真稔(きじま・みのる)役では、昭和初期の名家の子息としての育ちの良さと誠実さを、繊細な丸型メタルフレームで見事に体現。テレビ画面越しに漂うノーブルな佇まいは、放送当時SNSで「稔さんメガネ」として社会現象的な盛り上がりを見せました。
一方、ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』の御殿場倒理役や、映画『夜明けのすべて』の山添孝俊役などでは、現代的なミニマリズムや登場人物の抱える生きづらさ・内面性を、黒縁フレームや無機質なアイウェアを通してリアルに描写。アイウェアを「小道具」ではなく「登場人物の感情の盾」として機能させる卓越した演技アプローチが、映画関係者からも高く評価されています。