木道のエントランス付近に堂々とそびえ立つのが、石狩のシンボルである「石狩灯台」です。この灯台は1892年(明治25年)に開設された北海道現存最古の灯台であり、130年以上の長きにわたり日本海を航行する船舶の安全を見守り続けてきました。
開設当初は木造の四角い灯台でしたが、1908年(明治41年)に現在の鉄板造り円形灯台へと改築されました。特筆すべきは、1957年(昭和32年)に公開された木下惠介監督の名作映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台となった点です。映画撮影の際、白黒画面でも灯台がはっきりと際立つようにと施された「白と赤の横帯ストライプ」が好評を博し、現在もそのアイコニックな姿が維持されています。
灯台の先には、石狩川の河口部と日本海を隔てる全長約1,500mにおよぶ砂嘴(石狩砂丘の一部)が伸びています。淡水と海水がぶつかり合うダイナミックな地形、水平線へと沈みゆく黄金色の夕日、そして海風に揺れるハマナスのコントラストは、写真愛好家やツーリング層から絶大な支持を集める絶景スポットとなっています。