このビジネスモデルの波及効果は、デジタル世界にとどまらない。実店舗の店頭や街頭のショップに敷き詰められたブラインドボックスは、若者や海外観光客を中心に爆発的なブームを巻き起こしている。何が入っているか分からない中身へのワクワク感は、もはや単なるグッズ購入ではなく、体験型の消費として定着した。
その最前線に位置するのがポケモンカードゲームだ。限定カードの封入確率の低さと転売市場での価格高騰が相乗効果を生み、新弾が発売されるたびに店舗前には長蛇の列ができる。一部のレアカードが数十万から数千万円で取引される異常事態は、収集欲を投機熱へと変貌させた典型例と言える。