つり輪の演技構成は、力技(静止技)、振動技、懸垂・支持振動、そして終末技(着地)のバランスで組み立てられます。技の難度はAから始まり、アルファベットが進むほど高難度になります。
誰もが知る五輪つり輪十字懸垂難度は、現在の採点基準では「B難度」に位置づけられています。かつては必殺技だった十字懸垂も、現代のオリンピックでは構成の基礎に過ぎません。そこから進化を遂げた代表的な技を難度順に整理しました。
【代表的なつり輪の技と難度】
・十字懸垂(アイアンクロス):B難度(両腕を水平に広げて体を支える基本の力技)
・十字倒立:C〜D難度(十字懸垂の姿勢から体を押し上げて倒立を完成させる)
・中水平支持(マルタ):E難度(体をリングと同じ高さで完全に水平に保つ超人技)
・アザリアン:D難度(懸垂から後方浮き上がり十字懸垂)
・バランディン3:F難度(後方車輪から力強く引き上げて中水平支持へ移行する最高峰の力技)
近年では、力技から力技へと直接連結するコンビネーションがトレンドとなっており、わずか1分強の演技時間の中で休む間もなく高難度技が連続して繰り広げられます。