敷居が高いと思われがちな伝統芸能「書道」。しかし佐野は、自らのデジタル発信を通じてそのイメージを劇的に変えた。インスタライブでの書き初め企画や、ファンのリクエストに応じた揮毫(きごう)は、Z世代を中心とする若いファン層にとって「書道=かっこいいもの」という意識を根付かせる契機となった。
「自分と同世代の人たちが、僕の書道を見て『習字を再開した』『綺麗な字を書きたいと思うようになった』と言ってくれるのが一番嬉しい」。彼自身のこの言葉が示す通り、佐野は単なる演者にとどまらず、日本の伝統文化を次世代へとつなぐハブとしての役割も無意識のうちに果たしている。