現代のアニメ表現において、圧倒的な映像美で世界を震撼させているのがufotableとMAPPAの存在だ。両社は従来の2Dアニメーションの枠組みを大胆に打ち破り、3D空間を縦横無尽に駆け巡る演出を確立した。
世界的な現象となった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、ufotableが誇る背景美術と3Dカメラワークの融合が、高速移動する列車内や広大な暗闇での死闘を息をのむリアルさで描き出した。一方、『呪術廻戦』を手掛けるMAPPAは、実写映画さながらの手ブレ感や被写界深度を取り入れたカット割りで、肉弾戦の泥臭さと異能バトルのスタイリッシュさを極限まで引き上げている。両者に共通するのは、キャラクターの動きに追従するダイナミックなカメラワークと、空間の広がりを計算し尽くしたレイアウトの冴えだ。