国連がまとめた2050年世界人口予測のシミュレーションにおいて、最も爆発的な動態を示すのがサハラ以南のアフリカ諸国です。国連の標準推計によると、2050年までに増加する世界人口の半分以上がアフリカ大陸に集中すると試算されています。
アフリカ人口爆発経緯を辿ると、公衆衛生の改善や乳幼児死亡率の著しい低下に対し、伝統的な家族観や農村部の労働力需要に起因する高出生率(一部地域ではTFR4.0〜5.0以上)が維持されてきた複合的な背景があります。ナイジェリア、エチオピア、コンゴ民主共和国などの国々は、数十年以内に人口1億〜3億人規模の超大国へと成長する見通しです。
これらをまとめた世界人口推移グラフ詳細まとめの動向を見ると、20世紀後半の「アジアの世紀」から、21世紀後半は「アフリカの世紀」へと重心が不可逆的に移動していくプロセスがはっきりと読み取れます。しかし、この人口爆発は同時に、食糧危機、気候変動による干ばつ、失業率の高止まりに伴う難民問題といった巨大なリスクとも背中合わせの現実を突きつけています。