丸川氏の前に立ちはだかったのが、公職選挙法の改正に伴う「一票の格差」是正、いわゆる「10増10減」による選挙区割改定である。これにより東京都第7区の境界線は劇的に書き換えられた。
従来の東京7区から目黒区などが切り離され、渋谷区と港区を中心とする新たな区割りが誕生した。港区や渋谷区といえば、無党派層や若年層の比率が極めて高く、従来の組織票や後援会組織が機能しにくい都市型選挙区の典型である。自民党の伝統的な集票マシーンが通用しにくいこのエリアで、無党派層の離反は即座に致命傷へと直結する構造になっていた。