移動の自由は、シニアの生活の質(QOL)を直接左右します。西宮市は南北に細長い形状をしていますが、東西の交通網はきわめて強固です。
阪急神戸線、JR神戸線、阪神本線の3本が横断しており、大阪・梅田や神戸・三宮へはいずれも電車で15〜20分前後で到達できます。主要駅の周辺はペデストリアンデッキやエレベーターが整備され、車いすやシルバーカーを利用する移動にも配慮されています。
一方で、北部の山手エリア(甲陽園や鷲林寺など)は坂道が多く、自家用車の運転を取りやめた後の移動手段確保が課題とされてきました。これに対し、コミュニティバスの運行やデマンドタクシーの導入、福祉タクシー利用券の交付など、行政と地域が連携した多角的な足の確保が進められています。