五所川原市の見どころは祭りだけにとどまりません。文学ファンにとっての聖地といえるのが、北部に位置する金木町(かなぎまち)です。文豪・太宰治の生家である太宰治記念館「斜陽館」は、明治40年に建てられた豪壮華麗な木造津軽町家で、国の重要文化財に指定されています。太宰が幼少期を過ごした空間に身を置くことで、作品の背景にある津軽の風土を肌で感じ取ることができます。
金木エリアでは、津軽三味線の発祥を伝える「津軽三味線会館」での生演奏鑑賞や、四季折々の風情を運ぶ「津軽鉄道」の旅も外せません。冬の風物詩であるダルマストーブ列車では、車内でスルメを焼きながら雪景色を眺める贅沢な時間を過ごせます。
さらに足を延ばせば、日本海とつながる汽水湖十三湖(じゅうさんこ)の雄大な景観が広がります。中世には国際貿易港「十三湊」として栄えた歴史浪漫が漂い、夕暮れ時には水面が黄金色に染まる絶景スポットとしても知られています。