そもそも「かんながら(惟神)の道」とは、日本古来の神道における根本的な思想を指す言葉だ。神の意のままに生きる、あるいは自然の摂理に逆らわずに調和して生きていくという、極めて素朴で美しい日本人の精神的バックボーンである。
しかし、現在ネット上で議論の的となっているのは、この伝統的な思想そのものだけではない。この名を冠した特定の宗教法人やスピリチュアル団体、あるいはそこから派生したセミナーやワークショップの存在だ。伝統的な神道の教えをベースにしながらも、独自の瞑想法や精神修行を取り入れ、現代風にアレンジした活動を展開しているグループが複数存在する。
多くの人々が惹かれるのは、日々のストレスや将来への不安から解放されたいという切実な願いからだ。都会の喧騒を離れ、自然豊かな神社や道場で静かに自分と向き合う時間は、現代社会で行き詰まった人々にとって、一時のオアシスのように機能している側面は否定できない。