広島護国神社を語る上で欠かせないのが、プロ野球・広島東洋カープとの強い絆です。毎年、春季キャンプイン直前の1月下旬、球団オーナー、監督、コーチ、全選手、球団関係者が揃って本殿に昇殿し、シーズン優勝を祈願する広島東洋カープ必勝祈願が恒例行事となっています。
本殿前での厳粛な祈祷の後、監督が絵馬に今シーズンのスローガンと決意を力強く揮毫する光景は、広島の春の風物詩としてテレビ特番や各メディアで大きく報じられます。境内には球団の活躍を後押しする巨大な絵馬や関連展示も設置され、全国から訪れるカープファンにとっての「聖地巡礼スポット」としても機能しています。
また、境内には「昇鯉の像(しょうりのぞう)」や「双鯉の像(そうりのぞう)」が奉納されており、鯉に触れながら祈願することで難関突破・出世開運・家内安全・恋愛成就などのご利益があると信じられています。カープの球団名(Carp=鯉)の由来でもある広島城(鯉城)の地で、勝負にかける情熱と人々の願いが交差しています。