丸紅ダイレクトの歴史を語る上で欠かせないのが、デザイン性と先進技術でカルト的な人気を誇ったPCメーカー「アキア(akia)」からの事業譲受です。アキアは元アップル日本法人幹部が創業し、省スペース液晶一体型デスクトップや薄型ノートPCで一世を風靡した伝説的ブランドでした。
丸紅ダイレクトがアキアの営業権を取得して展開した「丸紅ダイレクト パソコン」は、当時の自作派やハイエンドユーザーから「洗練されたアキアのプロダクトが大手商社の信頼性のもとで購入できる」と高い評判を獲得しました。Macライクな美しい筐体デザインや、省スペース設計にこだわったラインナップは、秋葉原のコアユーザーから一般ビジネス層まで幅広い層を魅了したのです。
当時としては先駆的だったオンライン上でのカスタマイズ注文(BTO)にも対応し、購入者レビューでも「デザインとコストパフォーマンスのバランスが優れている」と好意的な声が多く寄せられていました。この時期こそが、同事業が最も脚光を浴びた黄金期といえます。