北海道で「ジョイフル」と聞くと、多くの道民は真っ先に大型ホームセンター「ジョイフルエーケー」を思い浮かべる。進出当初、この名前の類似性が予期せぬ混乱を招いたことは紛れもない事実だ。
「最初はホームセンターの中にレストランができたのかと思った」。札幌市内の店舗を訪れていた50代の女性は笑いながら振り返る。だが、この「名前の馴染み深さ」が結果として心理的ハードルを劇的に下げた。勘違いから始まった来店が、そのままリピーターの獲得へと繋がるという、怪奇的とも言えるマーケティング上の化学反応が起きたのだ。