封筒の表面に記載する「〇〇在中」という添え字(外脇付け)には、長年培われてきたビジネス慣習に基づいた明確な作法が存在します。基本を押さえておくことで、どのような書類を発送する場合でも迷いなく対応できます。
まず使用する筆記用具ですが、手書きの場合は0.7mm〜1.0mm程度の中太油性ボールペンまたは細字の油性サインペンが適しています。極細のボールペン(0.38mmなど)では視認性が低く、水性ペンは雨などの水滴で文字が滲んでしまうリスクがあるため避けましょう。また、温度変化で文字が消えるフリクションペン(摩擦消去型ボールペン)の使用は、ビジネス上の信義則から厳禁です。
文字を囲む「枠線」については、必ず定規を用いて長方形(四角)で丁寧に囲むのがマナーです。フリーハンドで引いた歪んだ枠線は、かえって雑で稚拙な印象を与えてしまいます。枠線と文字の間には適度な余白(1〜2mm程度)を空け、四隅をきちんと閉じることで清潔感のある引き締まった印象に仕上がります。