電卓業界には長年の歴史的背景から「操作仕様の違い」という深遠なテーマが存在する。国内の主要メーカーであるカシオ(CASIO)と、シャープ(SHARP)やキヤノン(Canon)では、四則演算とルートを組み合わせた際の計算挙動が微妙に異なるのだ。
例えば「3 + √9」という計算を行う場合を考えてみたい。答えは「6」である。
シャープやキヤノンの電卓の場合、式のとおり [3] [+] [9] [√] [=] と入力すれば素直に「6」と算出される。だが、カシオの一部モデルでは [9] [√] [+] [3] [=] のように、ルートの計算をあらかじめ確定させてから足し算をつなげる必要がある。
「自分の電卓だと計算結果がどうしても狂う」と感じたことがあるなら、それは計算ミスではなくメーカー固有の仕様ゆえかもしれない。手元の端末で「3+√9」を打ち、答えがどうなるか事前に確認しておくと安心だ。