長年愛される園芸番組『NHK趣味の園芸』や、植物学者として知られる田中修氏の解説は、枝一本ごとの役割を視覚的に理解する上で最適な教材だ。初心者にとくにお勧めしたいのは、「残すべき枝」と「切るべき枝」の見分け方を身につけることである。
切るべき対象は、樹木のエネルギーを吸い尽くす徒長枝、下向きに生える垂れ枝、幹に向かって伸びる内向枝の3つ。一方で、前年に適度な伸びを見せた春枝は、翌年の果実を実らせる重要な「結果母枝」となるため、原則として切らずに残さなければならない。田中修氏が各種メディアで指摘するように、植物の生理反応を無視して闇雲にハサミを入れると、防衛反応としてさらに頑丈なトゲと葉ばかりを茂らせる原因になる。