たくあんは生食だけでなく、火を通すことで驚くべきポテンシャルを発揮します。漬物を炒める文化は長野の「すんき漬け」や高知の古漬け炒めなど各地の郷土料理に見られますが、家庭のフライパンひとつでその醍醐味を存分に味わえるのがたくあん炒飯リメイクです。
作り方は驚くほどシンプルです。みじん切りにしたたくあんをごま油で先に軽く炒めて水分を飛ばし、特有の香気成分を香ばしさに変えてから、温かいご飯と卵を投入します。たくあん自体にしっかりとした塩味とうま味が凝縮されているため、加える調味料は鍋肌から回し入れる醤油小さじ1程度で十分味が決まります。高菜炒飯を思わせる深いコクがありながら、噛むたびにコリコリとした歯ごたえがアクセントとなり、最後まで飽きずに食べ進められるのが特徴です。
ボリューム満点のメインおかずを目指すなら、たくあん豚肉炒め人気レシピが外せません。豚バラ肉のジューシーな脂と、たくあんのキレのある塩気が絶妙に調和します。豚肉を炒めて脂が出てきたところで、短冊切りにしたたくあんと長ねぎを加え、たくあんごま油炒め物の要領で強火で一気に炒め合わせます。オイスターソースを数滴垂らすだけで、白米が止まらなくなる中華風の主菜が仕上がります。豚肉に含まれるビタミンB1と、たくあんの乳酸発酵由来のクエン酸が疲労回復をサポートするため、スタミナをつけたい日の夕食にも最適です。