「可愛い」のピークを極めた彼女が次に挑んだのは、パブリックイメージの破壊でした。映画『シン・ゴジラ』でのバイリンガルな米国大統領特使役、そして何より2018年のドラマ『アンナチュラル』での法医解剖医・三澄ミコト役は、彼女のキャリアの大きな転換点となります。
ほぼすっぴんに近いナチュラルメイクに、無造作なボブヘア。感情を過度に誇張せず、淡々と、しかし内に熱い信念を秘めたミコトを演じきった石原さとみに、批評家からも絶賛の声が上がりました。「あざとい」という形容詞を置き去りにし、一人の人間としての強さと脆さを表現できる圧倒的な演技力を証明したのです。