「レクサスの7人乗りSUVといえばRX」というイメージを抱いたままショールームを訪れ、カタログを見て驚くユーザーは少なくありません。まず整理しておくべき最大の事実は、レクサス7人乗り現行ラインナップにおいて、主軸ミドルサイズSUVであるRXから3列シート仕様が完全に姿を消している点です。
かつて先代(4代目)RXには、全長を110mm延長した3列シート・7人乗り仕様「RX450hL(およびRX350L)」が用意されていました。しかし、2026年のフルモデルチェンジで5代目へと刷新された際、レクサスRX7人乗り廃止の経緯には明確な車両設計上の理由がありました。GA-Kプラットフォームの刷新に伴い、クーペシルエットの流麗なスタイリングと運動性能の純化を最優先した結果、居住空間に妥協が生じる3列シート仕様の継続が見送られたのです。
では、2026年最新レクサスSUV一覧および多人数乗車モデルの中で、7人乗車が可能な現行車種はどれなのか。現在、新車オーダーが可能なモデルは以下の3系統に集約されます。
- レクサスLX600:フラッグシップSUV。3列シート・7人乗り仕様を標準グレードに設定。
- レクサス新型GX550:GA-Fプラットフォームを採用した本格オフローダー。グレード展開により3列シート(6〜7人乗り)を選択可能。
- レクサスLM500h:最高峰のショーファーカーでありながら、多人数乗車を想定した6〜7人乗り仕様をラインナップ。
日常の買い物から休日のロングドライブまで、多人数で快適に過ごせる高級車を探す読者にとって、選択肢は「ラダーフレーム構造の大型本格SUV(LX/GX)」か「超高級ミニバン(LM)」、あるいは「中古市場のRX450hL」という極めて対照的な選択肢に絞り込まれています。