アトラクションファンにとって最大の注目点であり、作中最も邪悪な存在として君臨するのが「ハットボックス・ゴースト」だ。この不吉な幽霊を演じたのは、変幻自在の役作りで知られるジャレッド・レトである。
最新のCG技術と特殊メイクが融合したハットボックス・ゴーストだが、現場での演技アプローチは驚くほどアナログかつ徹底的だった。レトは撮影現場で数時間におよぶ特殊メイクを受け、声のトーンを不気味な低音へと変えながら、人間離れした独特のしぐさを追及。撮影の合間も役柄の不気味な立ち振る舞いを維持し、共演者を驚かせたという撮影裏話が残っている。
視覚効果だけに頼らない彼の執念めいた演技が、スクリーン越しに伝わる本物の恐怖を生み出したのだ。