ドラマ放送時におけるSNS上の反響や、現場の演出陣が残したコメントを分析すると、趣里の評価には明確な共通項が存在します。
「どんなに突飛な設定の役柄でも、趣里が演じると急に現実にいそうな生々しさを帯びる」「狂気を演じても下品にならず、どこか哀愁と気品が漂う」という声が多数を占めます。映画『生きてるだけで、愛。』(第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞)で見せた過眠症のヒロインの叫びのように、感情のリミッターを外す瞬間と、極限まで抑制する瞬間のダイナミクスが、観る者の感情を強く揺さぶる要因となっています。