「炭酸水はお腹が膨らむから痩せる」というイメージがある一方で、「お風呂上がりに飲み始めてから太った」と悩む声も少なくありません。この現象には明確な科学的理由が存在します。
まず根本的な原因として、知らず知らずのうちに加糖炭酸水を飲んでいるケースが挙げられます。フレーバー付きの炭酸飲料やエナジー系炭酸には、500mlあたり角砂糖10個分前後の糖質が含まれていることも珍しくありません。お風呂上がりは血糖値が急上昇しやすい状態にあるため、ここで糖分を摂取すると脂肪として蓄積されやすくなります。
また、無糖炭酸水であっても風呂上がりの炭酸水が太る理由になり得るメカニズムがあります。それが「微量摂取による食欲増進」です。炭酸水を100〜150ml程度の少量だけ飲むと、胃の蠕動運動が適度に活発化し、食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌が促されてしまいます。その結果、入浴後に強烈な空腹感に襲われ、夜食をつまんでしまうという悪循環に陥るのです。ダイエット目的で取り入れるなら、無糖を選んだ上で250〜300ml程度をしっかり飲み、胃を膨らませて満腹シグナルを送るのが鉄則です。