試合をフルタイムで視聴し続けるスタイルから離れつつある若い世代に向け、SNSでの瞬間的な情報拡散が中継戦略の重要拠点に浮上した。感動的なファインプレーや劇的な逆転劇のシーンは、発生からわずか数秒で縦型ショート動画に自動編集され、各ソーシャルメディアへ即座に投入される。
こうした切り抜き動画から本編のライブ配信へとシームレスに誘い込む導線が敷かれており、これまで高校野球に馴染みのなかった層の取り込みに成功している。タイムライン上でバズった一瞬のドラマが、一気に数万人の新規視聴者をライブ中継へと呼び込む現象が常態化している。