徳洲会グループの代名詞とも言える「生命だけは平等だ」という理念。どんな患者も拒まない姿勢は、地域住民にとって最大の安心材料だ。しかし、その崇高な理想を支えているのは、現場の医療従事者たちの自己犠牲に他ならない。
労働環境の改善と救急受け入れの維持。この二律背反する課題に対し、病院側はシフトの細分化やタスク・シフティング(業務の移管)を進めているが、根本的な医師不足の解消には至っていない。理想論だけでは片付けられない、医療従事者の「燃え尽き症候群」を防ぐための現実的なアプローチが今、強く求められている。