世間から親愛を込めて「はいだ画伯」と呼ばれるようになった彼女ですが、なぜ常人には真似できない独特のタッチが生まれるのでしょうか。
宝塚歌劇団出身で、圧倒的な歌唱力と可憐なビジュアル、上品な立ち振る舞いを持つはいださん。完璧なバックボーンを持つ彼女だからこそ、絵を描く際に見せる「立体認識の超絶な独自ルール」が際立ちます。本人のインタビューによると、頭の中では完璧に立体や実物をイメージしているものの、それをペンで二次元のキャンバスへ出力する段階で独自の変換処理がかかってしまうのだそうです。
決して手を抜いているわけでも、ふざけているわけでもなく、対象への愛情を持って一生懸命に描くからこそ、線の1本1本に魂が宿ります。「絵が下手」という単純な評価を超えて、ピカソのようなキュビズムやアール・ブリュット(生の芸術)に通じる唯一無二の独創性として、専門家やクリエイターからも高く評価されるようになりました。