大半の虫刺されはセルフケアで軽快しますが、中には生命の危機に関わるアレルギー反応や、抗生物質の点滴治療が必要となる重症感染症が潜んでいます。以下の症状が1つでも認められる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
1. 直ちに救急要請(119番)または緊急受診が必要な症状
特に蜂に刺された後、15分〜30分以内に現れるアナフィラキシーショックは一刻を争います。過去に刺された経験がある人はもちろん、初めて刺された場合でも急速に発症することがあります。
- 全身の蕁麻疹、激しい痒み、唇や舌・まぶたの腫れ
- 息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音)、声のかすれ
- めまい、急激な血圧低下による立ちくらみ、冷汗、意識障害
- 激しい腹痛、吐き気、失禁
2. 皮膚科を早急に受診すべき局所症状の目安
- 腫れの拡大:刺された部位にとどまらず、手首から肘、足首から太ももへと関節をまたいで腫れが広がっている。
- 激しい疼痛と発熱:患部が触れないほど熱く痛み、37.5℃以上の発熱や悪寒、倦怠感を伴う(蜂窩織炎の疑い)。
- 水ぶくれの多発・排膿:巨大な水ぶくれが破れ、黄色い浸出液や膿が止まらない。
- 市販薬の無効:強めのステロイド外用薬を5日以上連続で使用しても腫れ・赤みが全く改善しない。