歴史書に名前が残るのは、ごく一部の著名人だけだ。しかし実際には、無数の「普通の人々」が歴史を作ってきた。山本正子という名前は、その象徴とも言える。
特別な才能があったわけでもなく、権力を持っていたわけでもない。ただ、自分の場所で、自分にできることを誠実にやり続けた。そういう女性たちがいたからこそ、日本は戦後の混乱から立ち直り、経済大国へと成長できた。
彼女たちの物語を記録し、語り継ぐことには大きな意義がある。それは過去を美化するためではなく、現在を生きる私たちが、自分の人生をどう生きるべきかを考えるためのヒントを得るためだ。