衆議院の総定数465(小選挙区289、比例代表176)のうち、勝敗の絶対ラインとなるのが過半数(233議席)です。主要メディアが実施した衆院選の最新世論調査を総合すると、与党である自民党・公明党の合計議席数は「220〜245議席」のレンジに位置しており、自公過半数割れの可能性が十分に現実味を帯びる緊迫した情勢となっています。
今回の選挙戦で最も際立っている特徴は、内閣支持率の伸び悩みと物価高に対する有権者の厳しい視線です。序盤から中盤にかけての推移を見ても、かつてのような自民党の一強体制は完全に崩れており、無党派層の多くが野党系候補や第三極へと流れる構図が鮮明になってきました。
一方で、野党側が単独で過半数を奪取するまでの爆発的な勢いには至っておらず、立憲民主党や国民民主党、日本維新の会などが各地で票を分け合う地域も散見されます。結果として「与党の過半数ギリギリ維持」か「過半数割れに伴う連立再編」かの境界線上で、1議席を争う極めてシビアな鍔迫り合いが繰り広げられています。