多くの人が「自分の髪質がサラサラすぎるから」「不器用だから」とお団子の崩れを諦めがちですが、ヘアサロンの現場データや検証取材から見えてくる原因は、極めて物理的かつ構造的な問題です。夕方にヘアスタイルが崩壊する最大の理由は、「ベース剤の油分不足」「土台ゴムの固定力不足」「重心バランスのズレ」の3点に集約されます。
まず第一に、何もつけていない素髪の状態でまとめようとすると、髪同士の摩擦が生まれず、時間の経過とともにパラパラと毛先が滑り落ちてしまいます。まとめる前には必ず、やや重めのヘアバームやオイルを毛先から中間までしっかり揉み込み、髪のまとまり感(引っかかり)を作ることが必須条件です。
第二に、お団子を留めるゴムが細すぎたり緩かったりすると、歩行時の振動や頭部の動きによって結び目が徐々に緩みます。耐久性を求めるなら、伸縮性が高く摩擦力の強いポリウレタン製のヘアゴム、または太めのスプリングゴムを採用するのが鉄則です。これらの事前準備を整えるだけで、キープ力は劇的に向上します。