夏の風物詩である『熱闘甲子園』において、彼女が果たしてきた役割は極めて大きい。高校球児たちの汗と涙、そして甲子園にかける青春のドラマを、誰よりも熱く、そして温かく伝えてきた。
単に試合結果を報じるだけではない。敗れ去ったチームのアルプス席、控室で流される涙、親御さんや監督との絆まで汲み取る取材力。極限状態で戦う球児たちと同じ目線に立ち、言葉を交わす姿勢は、多くの野球ファンから絶賛されている。スポーツジャーナリズムの本質である「人間ドラマを描く」という作業を、彼女は最も自然な形で体現し続けているのだ。