排水溝の奥で下水からの臭気や害虫の侵入を遮断しているのが「排水トラップ」です。内部に常に一定量の水を溜める「封水(ふうすい)」を形成することでフタの役割を果たしています。このトラップを外して清掃するにあたり、まずは自宅のユニットバスがどの構造を採用しているかを識別しなければなりません。
戸建てや集合住宅で採用されている浴室排水口は、大別して「ワン型」と「ドラム型(筒型)」の2タイプに集約されます。それぞれ取り外しのアプローチがまったく異なります。
まず、昔ながらのタイル風呂や築年数の経ったユニットバスに多く見られるのが、浴室排水トラップワン型の構造です。お椀を伏せたような金属製または樹脂製のカップ(防臭ワン)が排水管の開口部に被さっています。ワンの頭部に突起やつまみが付いており、これを掴んで左(反時計回り)に少し回すとロックが外れ、垂直に持ち上げるだけで引き抜けるシンプルな作りです。
一方、近年のシステムバスで主流となっているのがドラム型排水トラップの外し方と注意点を押さえるべきタイプです。細長い円筒状の「封水筒」が差し込まれており、排水経路が複雑に入り組んでいます。お風呂の排水溝封水筒の外し方としては、封水筒の上部にあるツマミやリブ(板状の突起)を持ち、左方向に「カチッ」と感触があるまで45度〜90度ほど回したうえで、真上にまっすぐ引き抜く動作が基本となります。斜めに無理やり引っ張ると、排水トラップ本体の爪やガイド溝が破損し、気密性が失われる恐れがあるため慎重な操作が求められます。