私たちが普段意識せずに摂取している「遊離糖類(フリーシュガー)」について、国際的なガイドラインは厳格な数値を提示している。世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、1日の総エネルギー摂取量の5%未満(大人の場合約25グラム)に抑えることが、健康維持のために望ましいと推奨されている。
厚生労働省が策定した「健康日本21」の指針においても、過剰な糖質摂取が肥満やメタボリックシンドロームを引き起こす最大のリスク要因の一つとして挙げられている。黒糖が体に良いからと料理やスナックで日常的に多用すれば、あっという間にこの上限を超えてしまう。問題は砂糖の種類ではなく、全体的な摂取量そのものにあるのだ。