公園のすぐ傍らに視線を移すと、建物の壁面に描かれた巨大な鳥のモチーフが目に飛び込んでくる。世界的イラストレーター・黒田征太郎が手がけた壁画「Peace on Earth」だ。力強い筆致と生命力あふれる色彩は、数十年を経た今も色褪せることなく、街の守り神のように人々を見下ろしている。
この壁画は単なるパブリックアートではない。反戦の祈りと自由への渇望が込められたこのアートワークこそが、この地で育まれてきたストリートカルチャーの精神的支柱なのだ。グラフィティやミューラルアートが街の至る所に点在するアメリカ村において、黒田の壁画はカルチャーの原点として、今も若い世代に強烈なインスピレーションを与え続けている。