この問題の根底には、表現の自由と子どもを守る社会の要請との間の緊張関係がある。表現の自由を重視する立場からは、たとえ不快であっても、思想や芸術の一部として保護されるべきだという意見がある。
一方で、ロリコン系のエロ表現が性犯罪を助長するという研究結果を指摘する声もある。ただし、因果関係を証明するのは難しく、単純に禁止すれば良いという話ではない。
国際的な批判にさらされることも多い。国連の子どもの権利委員会は何度も日本に対し、アニメや漫画における性的な子どもの描写を禁止するよう勧告している。これに応じて、政策レベルで規制強化が検討された時期もあったが、いまだに法律の改正にはいたっていない。
今後は、AI技術の進展によって、実在の子どもを擬似的に描くコンテンツが増えるだろう。それによって、規制のあり方が再び議論される可能性が高い。いずれにしても、この問題は安易に「合法」と断言できるものではなくなりつつある。