近年、批判の急先鋒となっているのが国際的な動物権利団体であるPETAアジアだ。彼らはサルを拘束し、本来の生態に反する人工的な動作を無理やり仕込む行為自体を「娯楽のための搾取」と厳しく糾弾。国内外での署名活動や公開抗議を展開している。
一方、公益財団法人日本動物愛護協会をはじめとする国内の保護団体も、表現の自由や伝統の尊重には理解を示しつつも、過酷な拘束や長時間の移動、見世物としての過剰なストレスに対して強い懸念を表明している。動物福祉(アニマルウェルフェア)の「5つの自由」――飢えと渇きからの自由、恐怖や痛みにさらされない自由など――に照らした時、従来の公演形式がどこまで許容されるのか、議論は平行線をたどっている。